木の伐採費用はどう決まる?「切る」より「下ろす」のほうが高くつく理由
伐採の見積りをご覧になって「切るだけなのに、なぜこんなにするのか」と思われる方は少なくありません。
理由はひとつです。伐採の費用は「切る」ことではなく「下ろす」ことで決まるからです。
倒せる現場と、倒せない現場
山や広い敷地なら、根元を切って一方向に倒せば終わります。作業は数十分です。
ところが23区の庭は、まず倒せません。家、塀、隣家、駐車中の車、電線。どこかに必ず当たります。だから木の上から順番に、少しずつ解体していくことになります。
- 木に登って、上の枝から切る
- 切った枝が落ちないよう、あらかじめロープで吊っておく
- 少しずつ地面まで下ろす
- 幹も、上から輪切りにして下ろす
これを吊るし切りと呼びます。同じ太さの木でも、倒せる現場と吊るし切りの現場では、かかる時間が数倍違います。費用の差はここから来ています。
費用が上がる条件
周りに物がある
室外機、物置、カーポート、ウッドデッキ、フェンス、隣家の屋根。近いほど「落とせない範囲」が広がり、1本ずつ手で下ろす枝が増えます。
車を寄せられない
伐採は剪定よりはるかに多くの量が出ます。幹は重く、台車で長い距離を運ぶとなると人手も時間もかかります。
電線が近い
電線に接している、または接しそうな木は、まず電力会社へご連絡ください。 電線まわりの処理は電力会社の管轄で、無料で対応してもらえる場合があります。私たちもその後の作業として伺いますが、順番を逆にすると危険です。
幹が太い
同じ高さでも、幹が太いほど1回に下ろせる長さが短くなり、切る回数が増えます。チェーンソーの刃も痛みます。
抜根(根を掘り取る)は別の作業です
「伐採」は地上部を切ること、「抜根」は根を掘り上げることです。切り株を残していいのか、根まで取るのかで費用が変わります。
根を取る場合は、掘ってみるまで分からない要素があります。
- 根が思った以上に広がっている
- 下にコンクリートのガラや古い基礎が埋まっている
- 水道管・ガス管が通っている
庭番(niwaban) では、こうした「掘ってみないと分からない部分」がある場合、見積りの時点で「こういう場合は追加になります」と先にお伝えします。 黙って進めて、あとから請求することはありません。
切り株を残すとどうなるか
種類によっては、切り株から芽が出て何度も生えてきます(ヤナギ、ニセアカシア、シマトネリコなど)。また、朽ちる過程でシロアリやキノコの温床になることがあります。すぐに困るわけではありませんが、「その場所に何か建てる」「駐車場にする」予定があるなら、伐採と同時に抜根したほうが二度手間になりません。
庭番(niwaban) の料金
庭木1本あたり 10,000円〜200,000円、切った木の処分費まで含んだ金額でお出しします。伐採は上のほうの価格帯になることが多いですが、見積りでお出しした金額から増えることはありません。
重機もトラックも入らない現場、他社に「うちでは無理です」と断られた木こそ、ご相談ください。見に行って、できるかできないかを正直にお答えします。