枝の分かれ目で鋸を入れる|切り口の位置で木の傷み方が変わる(立川市の現場)
2026年8月、立川市で庭木の剪定を行いました。この記事では、作業中に撮った一枚をもとに、鋸を入れる位置の話をします。

現場の作業
伸びすぎた枝を、分かれ目のところで切り戻しました。写真では、幹から分かれた枝の一本を、付け根の位置で切った跡が見えます。残した枝が、これからの枝先になります。
考察:なぜ分かれ目で切るのか
枝を途中でぶつ切りにすると、次のようなことが起きます。
- 切り口のすぐ下から、細い枝が何本も一度に伸びる
- 切り口から先が枯れ込み、残った枝の途中が腐ってくる
分かれ目や付け根で切ると、残った枝に木の勢いが自然に流れ、切り口もふさがりやすくなります。
豆知識
付け根の「ふくらみ」は残して切る
枝の付け根をよく見ると、幹との境目が少しふくらんでいます。ここは、切り口をふさぐための組織が集まっている部分です。このふくらみを削らず、すぐ外側で切ると、切り口が早くふさがります。幹にぴったり沿わせて深く切りすぎると、かえって治りが遅くなります。
夏の剪定は軽めに
この現場は8月の作業でした。夏は木が葉を広げて栄養をつくっている時期なので、枝を大きく落とす強い剪定は避け、伸びすぎた枝を整える程度にとどめるのが基本です。強い剪定は、木が休んでいる冬に回します。
日本の鋸は「引いて」切る
日本の剪定鋸は、引くときに切れるつくりになっています。押して切る西洋の鋸に比べて刃を薄くでき、細かく正確に切れるのが特徴です。高い場所や狭い場所でも、少ない力で切り進められます。
自分でできること、頼んだほうがいいこと
自分でできるのは、剪定鋏で切れる太さの枝を、分かれ目で切ることです。切り口をよく見て、付け根のふくらみを残すようにしてみてください。
頼んだほうがいいのは、鋸が必要な太さの枝、脚立に乗らないと届かない枝、どの枝を残せばよいか迷うときです。
立川市のご案内は立川市の植木屋をご覧ください。庭番(niwaban)は都内全域と隣接する三県よりご依頼を承っております。