角地に建つ家の、仕立てた松の庭|道路から見て整える(八王子市の現場)
八王子市で、門まわりの松の手入れを行いました。同じ現場の松の手入れの方法は、門まわりの松を整える|枝ごとに形を作る仕立てで説明しています。この記事では、庭全体を道路から見たときの整え方を、作業後の写真で紹介します。


現場の状況
二方向を道路に囲まれた角地の家です。塀の内側に、枝ごとに葉の塊をつくって仕立てた松が何本も並び、塀の上から道路側へ姿を見せています。奥には、柔らかな枝ぶりの広葉樹も植えられています。
考察:角地の庭は、二方向から見られる
角地の庭は、二つの道路から、ちがう角度で見られます。一方から見てきれいに整っていても、もう一方から見ると枝が飛び出して見える、ということが起こります。
そのため角地の庭では、二つの方向から形を確かめながら整えることが大切です。確かめるのは、たとえば次のような点です。
- 塀の上に出る葉の塊の高さが、それぞれの道路から見てそろっているか
- 道路側へ張り出した枝がないか
- 松と、奥の広葉樹との重なりが不自然になっていないか
仕立てた松は、枝ごとの葉の塊がひとつひとつ見えることで美しさが出ます。塊どうしの間に空間(抜け)があることも大切で、詰まりすぎると、ひとつの大きな塊に見えてしまいます。
豆知識:仕立てた松は年2回
仕立てた松の形を保つには、年2回の手入れが基本です。
- 初夏(5〜6月)のみどり摘み:春に伸びた新芽(みどり)を摘んで、枝の伸びすぎを抑えます
- 冬(11〜2月)のもみあげ:古い葉を手でむしり取り、枝の内側まで光と風を通します
どちらか一方だけでは、少しずつ形が崩れていきます。くわしくは松の剪定もご覧ください。
自分でできること、頼んだほうがいいこと
自分でできるのは、松の足元の落ち葉の掃除や、手の届く高さの枯れた葉の取り除きです。
頼んだほうがいいのは、仕立てた形を保つみどり摘みともみあげ、塀の上や道路側に出た枝の手入れです。仕立ての形は一度崩れると、戻すのに何年もかかります。
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