形の崩れたカイヅカイブキを、段ごとの丸い形に戻す|杉並区の現場
2026年6月、杉並区で庭全体の手入れを一日で行いました。この記事では、その中からカイヅカイブキの仕立て直しを取り上げます。


現場の状況
家の脇、塀の内側に立つカイヅカイブキです。もとは段ごとに丸く刈り込まれた仕立てだったようですが、枝先が四方に伸び、全体がひとつの大きな塊のようになっていました。
作業の内容
伸びた枝先を刈り込み、段ごとの丸い形を出し直しました。作業後の写真では、上下に分かれた葉の塊のあいだに空間ができ、幹が見えるようになっています。
考察:形を「作り直す」のではなく「思い出させる」
一度仕立てられた木には、もとの形の骨格が残っています。伸びた葉の奥をのぞくと、以前に刈り込まれていた位置や、段の境目が分かります。
今回は、その骨格に沿って刈り込み、もとの形を思い出させるように整えました。骨格を無視して新しい形に変えようとすると、何年もかかるうえ、木に大きな負担がかかります。
豆知識:カイヅカイブキの「先祖返り」
カイヅカイブキを強く刈り込むと、うろこのような普段の葉ではなく、針のようにとがった葉が出てくることがあります。これは「先祖返り」と呼ばれ、木が強いストレスを受けたときに見られる現象です。
先祖返りの葉が増えると、見た目がまだらになり、もとの姿に戻すのに時間がかかります。カイヅカイブキは、一度に深く刈り込まず、伸びた分を少しずつ刈るのが長く美しく保つコツです。針のような葉が出てきたら、その枝は元から切り取ります。
自分でできること、頼んだほうがいいこと
自分でできるのは、手の届く範囲で、輪郭から飛び出した枝先を軽く刈りそろえることです。
頼んだほうがいいのは、形が崩れてしまった木の仕立て直しや、脚立が必要な高さの木です。
この現場の施工事例は杉並区:伸びた庭木と生垣を、一日でまとめて整える、杉並区のご案内は杉並区の植木屋をご覧ください。庭番(niwaban)は都内全域と隣接する三県よりご依頼を承っております。