槇(マキ)の玉散らしを整える|枝ごとに葉の塊をつくる仕立て(杉並区の現場)
2026年6月、杉並区で庭全体の手入れを行った際、玄関まわりの槇(マキ)を整えました。

現場の状況
槇は、建物の玄関まわりに立ち、幹から伸びた枝の先ごとに葉の塊がつくられた仕立てでした。伸びた新しい葉で、それぞれの塊がふくらみ、塊どうしがくっつき始めていました。
作業の内容
枝ごとに、葉の塊を丸く刈り整えました。写真では、幹の左右と上に、いくつもの丸い塊が浮かぶように並んでいます。
考察:大切なのは、玉と玉のあいだの「抜け」
玉散らしで大切なのは、玉そのものの丸さよりも、玉と玉のあいだにできる空間です。
塊がふくらんで隣とくっつくと、木全体がひとつの大きな塊に見え、玉散らしらしさが失われます。それぞれの玉を小さめに刈り、あいだに空を抜くことで、幹と枝の線が見え、立体的な姿になります。
豆知識:関東の庭に槇が多い理由
槇(イヌマキ)は、関東から西の暖かい地域の庭でよく見かける木です。
- 刈り込みに強い:何度刈っても芽を出すので、玉散らしや生垣に向いている
- 潮風や乾燥に比較的強い:海に近い地域でも育てやすい
- 常緑で一年中緑がある:生垣や目隠しにも使われてきた
形が作られた槇は、何十年もかけて育てられたものです。手入れが止まると玉がくっつき、形を取り戻すのに数年かかることもあります。
自分でできること、頼んだほうがいいこと
自分でできるのは、低い位置の玉を、飛び出した枝先だけ軽く刈りそろえることです。
頼んだほうがいいのは、高い位置の玉、形が崩れてしまった木、玉の数や位置を整え直したい場合です。
この現場の施工事例は杉並区:伸びた庭木と生垣を、一日でまとめて整えるをご覧ください。庭番(niwaban)は都内全域と隣接する三県よりご依頼を承っております。