庭のはなし

重機が入らない場所の伐採「吊るし切り」とは|狭い庭でも木は切れます

伐採 2026-06-02 重機が入らない場所の伐採「吊るし切り」とは|狭い庭でも木は切れます この記事の内容倒せる現場は、ほとんどありません吊るし切りの手順なぜ費用が上がるのか電線が近い場合庭番(niwaban) が対応できる現場お見積りは無料です 「重機が入らないので、うちでは無理です」。そう断られてご連絡をいただくことが、かなりあります。 東京23区の庭は、ほとんどが重機の入らない現場です。それでも木は切れます。倒すのではなく、下ろすからです。 倒せる現場は、ほとんどありません 山や広い敷地であれば、根元を切って一方向に倒せば終わります。作業は短時間で済みます。 しかし23区の庭で、木の高さぶんの空き地がある場所はまずありません。倒せば、家、塀、隣家、駐車中の車、電線、どこかに必ず当たります。 だから木の上から順番に、少しずつ解体していくことになります。 吊るし切りの手順 1. まず登って、支点を取る 木に登り、幹の上部にロープを回して支点を作ります。ここが作業全体の要です。 これから切る枝を、この支点から吊ることになります。 登る前に、幹が腐っていないか、枯れ枝が残っていないかを確認します。腐った木に体重をかけるのが、いちばん危険です。 2. 切る前に、枝をロープで吊っておく ここが「吊るし切り」と呼ばれる所以です。 枝を切ってから受け止めるのではなく、切る前に吊っておきます。 切り離した瞬間に落ちないよう、あらかじめ荷重を支点に預けておくわけです。 3. 切って、ゆっくり下ろす 切り離した枝を、地上の人間がロープを送りながら、少しずつ下ろします。落とすのではなく、下ろす。 室外機、物置、カーポート、フェンス、隣家の屋根。すぐ横に何があっても、これなら傷をつけません。 4. 幹も、上から輪切りに 枝を落とし終えたら、幹を上から短く切って下ろしていきます。太い幹は重いので、1回に切る長さは短くなります。 5. 小割りにして搬出 下ろした木を運べる大きさに切り、積み込みます。車を家の前に停められない現場では、ここがいちばん時間のかかる工程になります。 なぜ費用が上がるのか 倒せる木と吊るし切りの木では、かかる時間が数倍違います。…

高い木を放置するとどうなる?倒木・落枝・電線接触のリスクと見分け方

伐採 2026-05-26 高い木を放置するとどうなる?倒木・落枝・電線接触のリスクと見分け方 この記事の内容危ないサインの見分け方電線が近い木落枝・倒木が起きたときの責任切るか、残すか見るだけでも構いません 「何十年もこのままだけど、特に問題は起きていない」。高木のご相談で、よく伺う言葉です。 実際、多くの木は何もせずに立ち続けます。ただ、倒れる木は、倒れる前にたいてい兆候を出しています。 それを知っておくだけで、判断がしやすくなります。 危ないサインの見分け方 ご自身で確認できるものを挙げます。脚立に乗らず、地上から見える範囲で構いません。 幹の根元にキノコが出ている いちばん分かりやすい兆候です。キノコは、木の内部が腐り始めているサインです。 木は外側の層で水を運んでいるので、中が空洞でも葉は青々と茂ります。上が元気だから大丈夫、とは言えません。 強風で根元から折れるのは、こういう木です。 樹皮がめくれている、はがれている 一部分だけ樹皮がなく、下の木部が露出している。叩くと空洞のような音がする。内部が傷んでいる可能性があります。 根元におがくずのような粉が溜まっている 木を食べる虫(カミキリムシの幼虫など)が入っている兆候です。放っておくと幹の内部が食い荒らされます。 枯れ枝がついたままになっている 葉のつかない枝が枝先に残っている。これは風の強い日に落ちます。下に人や車があるかどうかを確認してください。 木が傾いてきている、根元の土が盛り上がっている これはかなり危険な状態です。 根が持ち上がり始めている可能性があります。すぐに見せてください。 電線が近い木 枝が電線に接している、または接しそうな場合は、まず電力会社へご連絡ください。 接触したまま強風が吹けば、停電の原因になります濡れた枝は電気を通します。絶対にご自身で切らないでください電線まわりの処理は電力会社の管轄で、対応してもらえる場合があります 私たちもその後の作業として伺いますが、電線の処理が先です。順番を逆にすると危険です。 落枝・倒木が起きたときの責任 自分の敷地の木が倒れて、隣家を壊した、通行人が怪我をした、車を傷つけた。この場合、木の持ち主が賠償を求められる可能性があります。 管理を怠っていたと判断されれば、責任を免れるのは難しくなります。とくに、すでに近隣や自治体から指摘を受けていた場合や、上に挙げた兆候が外から見て明らかだった場合は、状況が悪くなります。 火災保険や個人賠償責任保険でカバーされる場合もありますが、契約内容によります。ご加入の保険を一度確認しておくといいと思います。 切るか、残すか すべての高木を切るべきだとは思いません。大きな木は、家の日よけになり、街の景色を作ります。切ってしまうと二度と戻りません。 判断の材料になるのは、次のあたりです。 残す方向で考えられる切る方向で考えたい幹も根元も健全キノコ、空洞、樹皮のはがれがある倒れても何にも当たらない位置家・隣家・道路・電線の方向に倒れる位置手入れを続けられる毎年の手入れが負担になっている根が構造物から離れている基礎や配管に根が近づいている…

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