伸びて尖ったカイヅカイブキを、丸く刈り込み直す|目黒区の現場
目黒区で、塀の内側に植えられたカイヅカイブキと、門の脇の常緑樹の手入れを行いました。


現場の状況
道路に面した塀の内側に、カイヅカイブキが植えられていました。カイヅカイブキは、枝先がねじれるように伸びて炎のような形になる木です。手入れの間があくと、その枝先が上にも横にも伸びて、先の尖った不ぞろいな形になります。
この現場でも高さは2階のベランダに届くほどになり、塀のすぐ外の電柱の側や道路側へ、枝が張り出しはじめていました。
作業の内容
- 葉の残る位置を確かめながら、伸びた枝先を刈り込んで高さを落とす
- 横に張り出した枝を、塀の内側に収まる幅まで刈り込む
- 全体を見ながら、上を丸くまとめた形に整える
- 門の脇の常緑樹は、通路側に出た枝を中心に抜いて厚みを減らす
考察:カイヅカイブキは「葉のあるところ」まで
カイヅカイブキには、ほかの多くの庭木とちがう大事な性質があります。葉のない内側の枝まで切り込むと、そこから新しい芽が出にくいのです。
伸びすぎた木を一気に小さくしようとして、茶色い内側の枝が見えるところまで切ってしまうと、その部分は何年たっても茶色いまま、ということになりかねません。
この現場では、刈り込む位置を少しずつ下げながら、必ず緑の葉が残るところで止めるようにしました。そのうえで上を丸くまとめると、伸びた枝の先が自然に収まり、尖った形のままより手入れの間隔も保ちやすくなります。
カイヅカイブキの生垣の内側が枯れる理由については、カイヅカイブキの生垣が中から茶色くなる理由、段ごとに丸く仕立てる形については形の崩れたカイヅカイブキを、段ごとの丸い形に戻すでもくわしく説明しています。
門の脇の常緑樹は「通りやすさ」から


門の脇の木は、毎日の出入りに関わります。形をきれいにするより先に、門を開けたとき、通路を歩くときに枝が当たらないことを優先して、通路側の枝から抜いていきました。
豆知識:強く刈ると出てくる「先祖返り」の葉
カイヅカイブキの葉は、ふつうはうろこが重なったような細かい形をしています。ところが、強く刈り込んだり、木が弱ったりすると、スギの葉のような、とげとげした針の形の葉が出てくることがあります。これを「先祖返り」と呼びます。
先祖返りの葉は勢いよく伸びて、そこだけ色も形もちがって見えます。見つけたら、付け根から摘み取っておくと、元のきれいな葉の姿を保てます。刈り込みは、木が弱らない程度に、毎年少しずつ行うのがいちばんです。
カイヅカイブキの刈り込みは年1〜2回
- 新芽が伸びる前の春と、暑さのおさまった秋が刈り込みの目安です
- 毎年少しずつ刈っておけば、内側の葉のない部分まで切り込む必要がなくなります
- 何年も放っておいて大きくなりすぎた場合は、一度に小さくせず、数年かけて高さを落とす方法もあります
自分でできること、頼んだほうがいいこと
自分でできるのは、手の届く高さで、緑の葉のある部分を軽く刈りそろえることと、先祖返りの葉を摘み取ることです。
頼んだほうがいいのは、2階の高さまで伸びた木、塀の外や電柱の側に枝が出ている木、どこまで切ってよいか分からない木です。
この現場の施工事例は目黒区:伸びて尖ったカイヅカイブキを、丸い形に刈り込み直す、目黒区のご案内は目黒区の植木屋をご覧ください。庭番(niwaban)は都内全域と隣接する三県よりご依頼を承っております。