家と家のあいだに立つ大きな木に、はしごと安全帯で登る|葛飾区の現場
2026年5月、葛飾区で、家と家のあいだに立つ大きな木の作業を行いました。

現場の状況
木は、2軒の家の壁にはさまれるように立ち、屋根より高く枝を広げていました。両側は家の壁と屋根、上には電線。高所作業車も入らず、木を倒す場所もありません。
作業の内容
木の幹にはしごを掛けて登り、安全帯で体を木に固定してから作業に入りました。両手で鋸を使うには、体が安定していることが欠かせません。
作業は上の枝から順に進めます。下の枝を先に切ってしまうと、上の枝を落とすときに足場がなくなり、落ちた枝が引っかかる場所もなくなるからです。
考察:家と家のあいだの木は「落とす場所」から考える
家と家のあいだでは、切った枝を落とせる場所がほとんどありません。両側の壁や屋根に当てないよう、
- 枝を短く切り分けて、真下の空いている場所に落とす
- 落とせない枝はロープで吊って、ゆっくり下ろす
のどちらかを、枝ごとに決めていきます。登る前に地上で段取りを決めておくことが、安全に早く終えるいちばんの近道です。
豆知識
「安全帯」は、いまは「墜落制止用器具」
高い所で体を支える「安全帯」は、2019年の法令改正で、正式には「墜落制止用器具」という名前になりました。現場では今も「安全帯」と呼ぶことが多い道具です。
はしごは「75度」が目安
はしごを壁や木に立て掛けるときは、地面との角度がおよそ75度になるようにするのが目安とされています。寝かせすぎると足元が滑り、立てすぎると後ろに倒れやすくなります。
自分でできること、頼んだほうがいいこと
はしごに乗って高い枝を切る作業は、ご自身では行わないでください。両手を使う作業ではしごから落ちる事故は、毎年のように起きています。
頼んだほうがいいのは、屋根より高い木、家と家のあいだで枝を落とす場所がない木、電線の近くの木です。
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