庭のはなし

松の剪定はいつ?もみあげとみどり摘み、機械で刈ってはいけない理由

松 2026-07-08 松の剪定はいつ?もみあげとみどり摘み、機械で刈ってはいけない理由 この記事の内容年に2回、別々の作業をします機械で刈ってはいけない理由放置した松は戻せるか他社で断られた松も 松の手入れは、他の庭木とまったく違う仕事です。鋏だけでは仕上がりません。 そして、松のある庭は手入れの差がそのまま出ます。門かぶりの松がきれいに整っている家と、伸び放題になっている家では、家全体の印象が変わります。 年に2回、別々の作業をします みどり摘み(4〜5月) 春、松は枝の先からロウソクのような新芽を立ち上げます。これを「みどり」と呼びます。 放っておくと、この新芽が一斉に伸びて、枝が急に長くなります。そうなる前に、手で摘んで長さをそろえるのがみどり摘みです。 勢いの強すぎるみどりは、根元から欠く残すみどりも、指で折って長さを半分ほどに詰める1本の枝先に2〜3本残して、バランスを取る 鋏を使いません。手で折ります。鋏で切ると切り口が茶色く残り、目立つためです。 もみあげ(11〜12月) 冬の作業です。枝に残っている古い葉を、手でむしり取ります。 松は葉が何年か枝に残るので、放っておくと枝の内側が古い葉で詰まります。これを取ってやると、枝の1本1本が見えるようになり、日と風が中まで入ります。 同時に、不要な枝を抜いて、翌年の形を作ります。これが松の仕上げです。 もみあげをした松は、遠目に見ると枝が透けて、雲のような塊がいくつも浮かんでいるように見えます。これが「玉散らし」の姿です。 機械で刈ってはいけない理由 松を刈込みバサミやヘッジトリマーで刈ると、どうなるか。 葉が途中で切られて、切り口から先が茶色く枯れます。 松の葉は針状なので、途中で切れると断面がそのまま残ります。木全体が茶色くくすんで見え、松らしい姿になりません。 しかも一度こうなると、その葉が落ちて新しい葉に入れ替わるまで、数年かかります。 だから松は手作業です。時間はかかりますが、代わりの方法がありません。 「安い」松の手入れに注意松の手入れが他の木より高いのは、この手間があるからです。極端に安い見積りが出てきた場合、機械で刈って終わりにするつもりかもしれません。「もみあげはしますか」と一言聞いてみてください。 放置した松は戻せるか 「何年も手が入っていない松がある」というご相談は多いです。 多くの場合、戻せます。 ただし一度では終わりません。 松は、葉のない古い枝から新しい芽を出す力が弱い木です。一気に切り詰めると、芽が出ないまま枯れる枝を作ってしまいます。そのため、2〜3年かけて段階的に整えていくことになります。 1年目 ── まず古い葉を全部落とし、枝の状態を見えるようにする。明らかに不要な枝を抜く2年目 ── 残す枝を決めて、形の骨格を作る3年目…

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