桜は本当に切ってはいけない?「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」の中身

桜は本当に切ってはいけない?「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」の中身


「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」。庭木にまつわることわざのなかで、いちばん有名なものだと思います。

ただ、これを「桜は絶対に切ってはいけない」と受け取ると、困ることがあります。実際には切らざるを得ない場面があるからです。

なぜ桜は切ってはいけないと言われるのか

理由は傷のふさがり方にあります。

木は枝を切られると、切り口を内側から巻き込むようにして塞いでいきます。この速さが木によって違います。

桜、とくにソメイヨシノは、この巻き込みが遅い木です。傷が開いたままの期間が長くなり、そのあいだに腐朽菌(木を腐らせる菌)が入り込みます。菌が幹の内部に回ると、外からは分からないまま中が空洞になっていきます。

太い枝を切るほど傷が大きく、リスクも上がります。これが「桜切る馬鹿」の中身です。

一方の梅は、切ることで枝が更新され、花付きが良くなります。放っておくと枝が混んで花が減るので、切らないほうが馬鹿というわけです。同じ「切る」でも、木によって結果が正反対になります。

それでも切らなければならない場合

次のような場合、切らない選択肢はありません。木の健康より、人の安全が先です。

  • 枝が電線に接している、または接しそう
  • 道路や隣家に大きくはみ出して、通行や生活に支障が出ている
  • 枯れ枝が落ちてきている
  • 台風で折れる恐れがある

この場合は、リスクを最小にする切り方をします。

切るときの原則

時期は落葉期(11月〜2月)

葉が落ちて休眠している時期に切ります。菌の活動も鈍く、木の負担も小さくて済みます。

避けたいのは、花が終わった直後から梅雨にかけてです。この時期は菌が活発で、樹液も動いています。

太い枝を切らない

これが最も大事です。細い枝であれば、傷は小さく、比較的早く塞がります。

どうしても太い枝を落とす必要があるときは、一度に根元から落とさず、細い枝の分岐点まで戻して切ります。 残した枝が水を吸い上げるので、切り口が乾きにくくなり、巻き込みが進みやすくなります。

切り口を残さない・処理する

枝の付け根には「ブランチカラー」と呼ばれる少し膨らんだ部分があります。ここを傷つけずに、その外側で切ります。ここが傷を塞ぐ働きをするためです。

太い枝を落とした場合は、切り口に癒合剤(保護剤)を塗って菌の侵入を抑えます。

枝を裂かない

太い枝は重いので、一気に切ると自重で裂けて、幹の樹皮まで剥がれることがあります。必ず何回かに分けて、先端側から短く落としてから、最後に付け根を切ります。

桜の異変に気づいたら

幹からキノコが出ている、樹皮がめくれて中がスカスカしている、幹の根元におがくずのような粉が溜まっている。こうした兆候があれば、内部が傷んでいる可能性があります。倒れる前に見せてください。

ご自身で切るかどうかの目安

  • 手が届く範囲の細い枝 ── ご自身で切っても構いません。落葉期に、分岐点で
  • 脚立が必要な高さ、太い枝、電線が近い ── 頼んでください

桜は枝が横に大きく張るので、思ったより遠くまで届いています。無理な姿勢で脚立の上から手を伸ばすのが、いちばん危険です。

桜は「切る」より「見る」木です

正直なところ、桜は毎年きっちり剪定する木ではありません。必要な枝だけを、必要なときに、最小限で外す。 それが桜との付き合い方です。

「はみ出している枝だけ何とかしたい」というご相談で構いません。木全体を触らずに、その枝だけ処理します。東京23区(杉並区・世田谷区・練馬区を中心に)で伺っています。お見積りは無料です。

桜 剪定 切ってはいけない桜 枝 切るソメイヨシノ 剪定梅 剪定

この記事について

東京23区(杉並区・世田谷区・練馬区を中心に)で庭木の手入れをしている
植木屋 庭番(niwaban)が書いています。ご自身での作業が難しいときは、
お電話ください。お見積りは無料です。

090-1795-1821(職人直通)

その木、いつでもご相談ください。

お電話は職人直通です。その日のうちにお返事し、お急ぎなら当日に伺える場合もあります。お見積りは無料、枝の処分費まで含めた金額をお出しします。

受付 8:00 – 18:00年中無休 ・
対応エリア:東京23区(杉並区・世田谷区・練馬区を中心に)

タップで職人直通へ090-1795-182124時間受付無料見積り